【聖霊降臨節第15主日礼拝】 9月2日(日)午前10時半
第一コリントによる説教「知識の人か、愛の人か」 牧師 佐藤誠司
聖書:詩編122編1〜9節・第一コリント8章1〜13節
「わたしは今後決して肉を口にしません。」 使徒パウロの言葉です。伝道者に似つかわしくない発言のようにも聞こえます。しかし、これは当時の教会の交わりを揺るがす大問題だったのです。コリントの町に流通していた肉は、そのほとんどが偶像への供え物だったのです。パウロは偶像の神々は存在せず、したがってその供え物も信仰者を汚すものではないと説きました。しかし、この教えをコリント教会の人々は曲解して、神殿内で供え物の肉を平然と食べて「自分たちは知識を持っている」と豪語したのです。しかも、悪いことに、彼らのこの姿を見た人がつまずいたのです。そこでパウロは言います。「知識は人を高ぶらせ、愛は造り上げる。」 知識は兄弟愛と結び付いてこそ、生かされるのではないか。知識の本質は自分が相手より上位に立つことにあります。しかし、愛はどうでしょうか? 愛は高ぶりますか? 愛は相手を支配しますか? この愛をあなたがたは受けたのではないですか? この無償の愛を与えてくださったお方は、この弱い兄弟のためにも死んでくださったのです。だから、とパウロは言います。だから、弱い兄弟をつまずかせないために、私は今後決して肉を口にしない。今の私たちには、肉食のことで悩む必要はありません。しかし、同じような決断は、家族の中で、また友人たちの中で、愛ゆえに迫られることがあるのではないでしょうか。今週も主の恵みと平安があるように祈ります。
【予告】
○次週の主日礼拝 9月9日(日)午前10時半
説教「福音に突き動かされて」
聖書:イザヤ書50章4〜9節・第一コリント9章1〜18節
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