【聖霊降臨節第17主日礼拝】 9月16日(日)午前10時半
第一コリントによる説教「共に福音に与るために」 牧師 佐藤誠司
聖書:イザヤ書41章8〜10節・第一コリント9章19〜27節
パウロがコリント教会の人々にこの手紙を書き送った当時、コリント付近で一大スポーツ祭典が開かれていました。それは近代オリンピックのもとになったアテネのオリンピア大会に匹敵するもので、祭典の開催期間中は戦争中の軍隊までが戦いの手を休めたそうです。今週の箇所でパウロは、誰もが知っていたこの祭典を背景にして筆を進めています。
「あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人です。あなたがたも賞を得るように走りなさい。競技する人は皆、すべてに節制します。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするのですが、わたしたちは朽ちない冠を得るために節制するのです」。祭典における賞は物質的な意味よりも名誉、栄光の意味が強かったようです。しかし、それとても所詮は朽ちる冠です。私たちが信仰の競技でいただく冠は朽ちない冠、すなわち永遠の命なのだとパウロは言うのです。
「だから、わたしとしては、やみくもに走ったりしないし、空を打つような拳闘もしない」。
信仰生活には明確な目標地点があるのです。あなたがたは、何を目指しているのか判らないような信仰生活をしているのではないか。そうであってはならない。賞を得るように走りなさい。パウロは一等賞を目指せと言っているのでしょうか? 違うのです。パウロは言います。「福音のためなら、わたしはどんなことでもする。それは、わたしが福音に共にあずかる者となるためです」。福音がもたらす賞。それは一等賞ではありません。目標を目指して走る者すべてがあずかることが出来る賞。それが朽ちない冠なのです。だから、一緒に走ろうとパウロは言うのです。スピードは問題ではありません。目標を目指して前進するのです。この礼拝からその一歩は始まります。ご一緒にその一歩を踏み出そうではありませんか。今週も祝福が豊かにありますよう祈ります。
【予告】
○次週の主日礼拝(召天者記念礼拝) 9月23日(日)午前10時半
説教「神は真実な方である」
聖書:詩編78編12〜22節・第一コリント10章1〜13節
午後1時より 野田山の教会墓地で墓前礼拝を行います。
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