【降誕前第5主日礼拝 桜木・長町交換講壇】 11月25日(日)午前10時半
伝道礼拝説教「恐れずに、ただ信じなさい」 桜木教会牧師 山上清之
聖書:ルカによる福音書8章40〜56節
「あなたの信仰があなたを救った」。この一度聞いたら忘れることの出来ない言葉を主イエスからかけてもらった人物を福音書の中に追いながら11月伝道月間を過ごしてきました。4日はルカ福音書7章の「罪の女」。11日はルカ福音書17章の帰ってきたサマリア人、18日はマルコ福音書10章の盲人バルティマイの物語を読み、最終日の今日はルカ福音書8章が伝えるイエスの服に触れた女と会堂長ヤイロの物語を読みます。この日は桜木教会と長町教会の交換講壇で、桜木教会の山上清之牧師が長町教会で説教を語ってくださり、佐藤は桜木教会に参ります。同じ聖書の箇所で同じ福音のメッセージが語られます。うれしいことです。
さて、主題に戻りますと、「あなたの信仰があなたを救った」と主イエスに声をかけてもらった人物に共通しているのは何でしょうか? この人々は決して自分の信仰を意識していません。「私は信じます」と言ったのでもなければ「あなたこそ生ける神の子です」と告白したのでもない。むしろ深い悲しみや試練、病の中で負い切れない重荷を負うてきた。その重荷を主イエスの前にひれ伏しながら、主の前にそっと置いた。それだけです。その意味で、彼らは決して信仰の模範生ではない。けれども、主イエスを救い主と信じる信仰に「模範生」など存在するのでしょうか?存在しない。模範生など、一人も存在しないのです。むしろ、破れ多い身と心を、そのまま主の御前に置いただけ。主イエスはそれを「あなたの信仰」と呼んで、そこからその人を信仰者として送り出してくださるのです。
二人の人物が主イエスの前を交差するように登場します。会堂長ヤイロと名も無い病の女性。彼女は12年もの間出血が止まらない病に苛まれてきたのです。人前に出ることを憚らねばならない病です。だから、彼女は顔を隠し、いわば匿名で現れた。あの方の衣に触りさえすれば癒していただけるに違いない。その一心で主イエスの後ろに廻ったのです。ヤイロには12歳になる娘があったのですが、その愛娘が死に瀕している。一刻も早く主イエスに来ていただかなければと主イエスに懇願したその時にあの女性が主イエスの衣に触れた。そして彼女は癒されるのです。彼女を探し出そうとされる主イエス。しかし、その間にヤイロの娘は息を引き取ってしまいます。癒された女は震えながら主の前に進み出て、事の次第を告白する。主イエスはおっしゃる。「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい」。この言葉をヤイロも聞いている。娘の死という厳しい現実の中で聞くのです。主イエスは彼に言われる。「恐れることはない。ただ信じなさい」。
この二人の人物に共通するものは何でしょうか? それは望みが消え果てたかに見えたその時に、主イエスにすがったということ。後ろから衣に触り、うなだれながら主イエスを我が家に迎え入れた。それを、それだけを主イエスは「あなたの信仰」と言ってくださる。これは私たちの姿ではないでしょうか? 今週も主の祝福がありますよう祈ります。
【予告】
○次週の主日礼拝 12月2日(日)午前10時半 待降節第1主日
第一コリントによる説教「神の霊によって語る」
聖書:イザヤ書59章21節・第一コリント12章1〜3節
聖餐式があります
○午後7時半から夕礼拝を行います
【 ≪ 前の1
件 】 ・ 【 次の1
件 ≫ 】
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99]