【待降節第1主日礼拝】 12月2日(日)午前10時半
第一コリントによる説教「神の霊によって語る」 牧師 佐藤誠司
聖書:イザヤ書59章21節・第一コリント書12章1〜3節
アドヴェント・クランツに1本目の灯りが点って、今日が待降節の第一主日であることを告げています。クリスマスを迎える備えの日々が始まったのです。でも、私たちはどのような備えをもって主のご降誕を迎えればよいのでしょうか? 日本でもクリスマスは大いに祝われます。多くの人がクリスマスはイエスのお生まれになった日であることも知っています。でも、それは信仰ではない。どこが違うのか? イエスがどなたであるか? その一点が欠落しているからです。使徒パウロは言います。
「聖霊によらなければ、誰も『イエスは主である』とは言えないのです」。
「イエスは主である」。これは最も古いキリスト信仰の告白です。初代教会の人々は、皆、この告白をして洗礼を受けたのです。イエスは主。短い、単純な言葉です。しかし、これは人間が自分の意思や思い付きで口にする言葉ではない。聖霊が生きて働いて押し出す言葉、告白させる言葉です。でも、なぜパウロは改まってそのようなことを言わねばならなかったのか? コリント教会に聖霊についての混乱があったからです。コリント教会の人々は聖霊の賜物を求めるのに熱心でした。それ自体は素晴らしいことです。しかし、聖霊に対する熱心が時に霊的熱狂主義を呼び起こすことは当時も今も変わりがありません。これは熱心さが陥る落とし穴なのです。彼らは御言葉の解き明かしよりも異言を尊び、主にある交わりよりも神秘体験を重んじました。パウロはそんな彼らに言います。「兄弟たち、霊的な賜物については、次のことをぜひ知っておいてほしい。あなたがたがまだ異教徒だったころ、誘われるままに、ものの言えない偶像のもとに連れて行かれたことを覚えているでしょう」。パウロは言うのです。今のあなたがたは、あの頃と変わっていないのではないか? 偶像のもとで熱心に呪文を唱え、熱狂し陶酔していたあのころと、今のあなたがたと、少しも変わっていないではないか? パウロは聖霊の働きについて筋道を通したいのです。なぜなら、十字架で死なれたナザレ人イエスを主キリストと告白させるのは、聖霊だからです。聖霊は人を熱狂させないし、陶酔もさせない。むしろ、誰にも解る言葉で信仰を告白させてくださる。だから、聖霊が結ばせる信仰の実りを大切にしてほしいのです。
「ここであなたがたに言っておきたい。神の霊によって語る人は、だれも『イエスは神から見捨てられよ』とは言わないし、また、聖霊によらなければ、だれも『イエスは主である』とは言えないのです」。
霊的熱狂主義のどこがおかしいのか? それは今も昔も変わりがありません。彼らは、霊によって神と直接対話ができ、神と直結していると主張し、そんな自分を誇るのです。しかし、誇る者は主を誇るべきなのです。私たちは十字架と復活の主によって神を父と呼ぶ。「イエスは主である」と心から告白するのです。今週も主の祝福が豊かにありますよう祈ります。


【予告】
○次週の主日礼拝 12月9日(日)午前10時半 待降節第2主日
 第一コリントによる説教「聖霊の賜物を求めよう」
 聖書:詩編24編1〜10節・第一コリント12章4〜11節
○教会玄関ホールにクリスマス・ツリーが立ちました。まだオーナメントが付けられていません。皆さん、礼拝に来られる際に一つずつオーナメントをお持ちくださって、飾ってください。手作りツリーを完成させてクリスマスを祝いましょう。
○クリスマス礼拝 12月23日(日)午前10時半
○クリスマス・イヴ讃美礼拝 12月24日(月)午後5時
 終了後、香林坊109前で街角カロルを行います。


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